エロス

　最近は、家に帰るのが遅いです。また日付変わっちゃった……。眠いと思っていたら、逆に目が冴えてきました。
　今日の日記は若干暴走しているので、ご注意。タイトルに引いた方は回れ右プリーズ。……まー、サークルでの私をご存じの方なら、慣れているかもしれません。

　日曜日に、大学の友達と飲みました。普段あまり酒を飲まないせいか、その日はいつもより開放的になるのが早かったようです。といっても意識ははっきりしていましたが。何か……いつにもましてシモい話をしてしまったようですよ。
　ちょっとだけ小説談義になりまして、私は「いかに書かないで、その気にさせるか」ということを言ったのです。言葉の通りエロスについて語ったわけですが、私はそんなに引かれるとは思わなかったんです、よ。うん。
　
　あえて弁明すると、私は別に、ポルノ小説を読んだり書いたりしたいわけではありません。理想的なのは、直接的なことばを排除して、いかに読者にその空気を感じさせるかということです。そういう表現がなくとも「官能的」な作品は生まれるだろうと。文字から読み取れる、というよりは自ずから喚起されることが重要です。
　また「生と死」という小説テーマから見れば、娯楽小説においては「生」すなわち「性」といえるそうです（しかしながらこの考えは、西洋に侵されていると思いますが）。そうした生殖的営みは、小説世界においていかに有意であるのか。更に言えば、そうした「性」を書かないで生まれるものが、「艶」のある文章になるのです。これは花村萬月氏の受け売りですが。
　……私はそういうことを考えた上で、シモい言動をしちゃってるわけです。とりあえず、何も考えないで言っているつもりはありません。
　それに「性癖」というように、サディズムやマゾヒズムといった性的傾向は最大の官能だと思いますね。理性で官能は動きません。

　……とりあえず、自分の思っていることを一部だけ書いてみました。夜中のテンションってすごい。いっそのこと誰かと酒でも飲みながら、この辺りのことを議論したいです。
　もしここまでお付き合い下さった方がいましたら、ありがとうございました……というか謝るべきでは……。す、すいません。